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エリーゼのために・カノンはいつ弾ける?有名ピアノ曲と必要な演奏要素を解説

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有名なピアノ曲を弾くのに、「時間」や「特別な才能」は必要ありません。

いくつかの演奏要素を身につけることで到達できます。

目標までの道が分かりやすいよう、よく知られている作品について「主な演奏要素」と「関連レパートリー」を整理してみました。

チャレンジする時の参考にしていただけたら嬉しいです。

※必要な演奏要素は楽譜の版や編曲によって異なる場合があります。

メヌエット ト長調(伝J.S.バッハ)はいつ弾ける?

主な演奏要素関連レパートリー
・両手の基本的な独立
・フレーズのまとまりを意識できる
メヌエットとトリオ(モーツァルト)
ティロリアンヌ(ルンメル)
つむぎ歌(エルメンライヒ)

お人形の夢と目覚め(エステン)はいつ弾ける?

「お風呂がわきました♪」の曲としておなじみの作品です。

主な演奏要素関連レパートリー
・自宅での練習習慣が定着している
・旋律と伴奏のバランスがとれる
・フレーズのまとまりを意識できる
真夜中の火祭り(平吉毅州)
忘れな草(リヒナー)
エコセーズ(ベートーベン)

エリーゼのために(ベートーベン)はいつ弾ける?

《エリーゼのために》は、基礎的な教材を自力で譜読みできる段階に入ると現実的に取り組める曲です。

具体的な進度としては、ブルクミュラーの練習曲を1ヶ月以内に1曲仕上げられるかが目安になります。

《エリーゼのために》が長すぎると感じる場合は、レベル2で挙げた変奏スタイルの《エコセーズ》を抜粋して演奏するのもおすすめです。

主な演奏要素関連レパートリー
・ブルクミュラー「25の練習曲」を譜読みできる
・オクターブをおさえられる
・足台無しでペダル操作が可能
楽しき農夫(シューマン)
ひばりの歌(チャイコフスキー)
野ばら(ランゲ)

乙女の祈り(バダジェフスカ)はいつ弾ける?

この曲、実は女性作曲家の作品だとご存知でしたか?

当時、女性が作曲をするのは珍しく、また難しいことでした。

《乙女の祈り》のアンサーソングとされる《かなえられた祈り》もすてきな曲です。

主な演奏要素関連レパートリー
・オクターブの連打
・調号と調性の理解
・足台無しでペダル操作が可能
バウムクーヘン(湯山昭)
愉快な鍛冶屋(ヘンデル)
トルコ行進曲(モーツァルト)
ソナチネ作品

子犬のワルツ(ショパン)はいつ弾ける?

テンポの速いお手本演奏が多く投稿されていますが、過度なスピード感はかえってメロディの美しさを損なってしまいます。

ワルツの軽快な三拍子を感じらながら、余裕をもって弾けるテンポでまとめてみましょう。

※ここでいう脱力とは、腕や体幹の重さを使って無理なく音を出す奏法を指します。

主な演奏要素関連レパートリー
・脱力(余分な力を抜き、体の重さを使って鍵盤を鳴らす)の習得
・ワルツ、ソナチネ、ソナタ等の形式の理解
ワルツ/マズルカ(ショパン)
子供の情景(シューマン)
無言歌集(メンデルスゾーン)
ジムノペディ(サティ)

カノン(パッヘルベル)別名:涙のカノンはいつ弾ける?

原曲は、ヴァイオリンと通奏低音(バロック時代の伴奏技法)のための作品です。

入門・初級・中級・上級までさまざまなピアノアレンジがなされています。

満足感を追求するなら、「中級以上」のピアノアレンジがおすすめ。連弾も楽しい作品です。

関連レパートリーの作品も、元はピアノ以外のために書かれました。今ではピアノの定番曲としても愛好されています。

主な演奏要素関連レパートリー
・和声進行の理解
・原曲を理解し演奏に反映できる
教会カンタータ:主よ人の望みの喜びよ(J.S. バッハ)
バレエ音楽:花のワルツ(チャイコフスキー)

アラベスク(ドビュッシー)はいつ弾ける?

※ここでいう脱力とは、腕や体幹の重さを使って無理なく音を出す奏法を指します。

主な演奏要素関連レパートリー
・脱力(余分な力を抜き、体の重さを使って鍵盤を鳴らす)の習得
・バロック、ロマン、近代など時代ごとの作風に対する理解
「月光」、「悲愴」ベートーベン
ノクターン/ポロネーズ ショパン
「月の光」(ドビュッシー)

有名な曲は「突然弾ける」わけではありません

例えば、エリーゼのために は人気の高い曲ですが、実際には

・譜読みを自分で進める力

・ペダル操作

・手の広がり(オクターブを反復横跳びできる)

といった複数の要素が揃うことで、自然に演奏できるようになります。

このように、ピアノ学習では一つ一つの要素を積み重ねることで、憧れの曲に近づいていきます。

教材と名曲の関係

ピアノレッスンでは、「練習曲集」、あるいは「併用曲集」、「〇〇教本」といった作品に取り組むことになります。

これらは、名曲を弾きこなすために必要な演奏要素を効率よく習得するためのテキストです。

一見すると地味に見える曲ばかりですが、オクターブの練習曲、ペダルの練習曲、音楽構造を理解するための練習曲など、ぎゅっと要素が凝縮されています。

また、練習曲も突き詰めると、

・ショパン《黒鍵のエチュード》、《木枯らしのエチュード》

・リスト《超絶技巧練習曲:夕べの調べ》

・ラフマニノフ《絵画的練習曲:赤ずきんちゃんと狼》

のように弾き映えのする作品もたくさんあります。

このあたりは練習曲と銘打たれていても「名曲」のひとつとして、演奏会などでも披露されています。

名曲はいつ弾ける?まとめ

憧れの曲に取り組むタイミングは人それぞれですが、必要な要素を一つずつ身につけていくことで、無理なく演奏できるようになります。

焦らず段階を踏みながら、自分の好きな音楽を広げていくことが大切です。