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知ってる曲はいくつある?音楽好きに愛される名曲18選

知ってる曲はいくつある?音楽好きに愛される名曲18選 プレイリスト
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埋もれさせるには惜しい!ピアノの名曲たち

ピアノ曲といえば《エリーゼのために》、《トルコ行進曲》、《子犬のワルツ》などが有名です。

でも、実はあまり知られていないけれど美しくて演奏しやすい曲はもっとたくさんあります。

Milonga ミロンガ》 Alberto Ginastera アルベルト・ヒナステラ

《Milonga》は、楽譜の映像を貼りました。

弾くだけなら難易度はそれほど高くないのですが、「聴かせる」となると難しい曲の良い例かと思います。
ヒナステラはアルゼンチンの作曲家ですが、楽譜を目で追っているだけでは見えてこない独特のリズムの揺らぎ、アクセントを聴き分けるのが楽しい曲をたくさん書いています。

Improvisation No. 15. Hommage A Edith Piaf 即興曲第15番 エディット・ピアフを讃えて》 Poulenc プーランク

いかにもフランス風のエスプリが効いた一曲。大人の方の発表会レパートリーにもおすすめです。

牛田さんの演奏は素敵ですね。音の粒が完璧にそろっていて、お若い時のパフォーマンスなのに音楽表現がとても深く、エディット・ピアフを完全に理解しているような音色です。

Improvisation 7 即興曲第7番》Poulenc プーランク

同じくプーランクの即興曲の中から、こちらもおすすめです。

即興曲集の中では比較的弾きやすく、素朴なメロディで親しみやすい美しさがあります。

Études-Tableaux, Op. 39 No. 2 in A minor 《音の絵第2番》 Sergei Rachmaninoff セルゲイ・ラフマニノフ

ラフマニノフの《音の絵 Op.39-2》は、「海とかもめ」というタイトルがついています。

物悲しくて、静かで物思いにふけっている人に寄り添うようなわずかな優しさがあり。

個人的にはスローなテンポの演奏が好みです。

Piano Sonata No. 17 in D minor “The Tempest” : III Allegretto ソナタ第17番《テンペスト》 第3楽章 Beethoven ベートーヴェン

ベートーヴェンといえば《エリーゼのために》、三大ソナタ《月光》、《悲愴》、《熱情》がよく知られていますが、テンペストも情熱的で派手さがあります。

特に第三楽章が有名です。

この動画で演奏しているグレン・グールドは、高さが30センチほどの特製椅子で演奏する異端のピアニストです。

演奏会を否定し、録音に特化した(今では珍しい考え方ではないですが、時代的に考えるとかなり斬新な発想だと思います)音楽家として活躍しました。

演奏しながらハミングする癖があり、録音にその声が入ってしまう、楽曲の解釈が独特など、好き嫌いがはっきり分かれる音楽家です。

音がきれいな演奏家ではないですが、対位法(独立した複数の旋律を同時進行させる作曲のテクニック)をかたくななまでに信じるグールドの演奏は、各声部がそれぞれ際立っていて聴きやすく、私は好きです。

もっとも、低い位置で弾くスタイルは彼だからできることであって、真似しても手首を痛めるだけなのでオススメしません。

Ludovico Einaudi ルドヴィコ・エイナウディ “Elegy for the Arctic” – Official Live(Greenpeace)

作曲家で演奏家のエイナウディさんは、「最強のふたり」の映画音楽で一躍有名になりました。
こういう映像をみると、ピアノの音というのは本来自然界にはない「異質」なものなんだな、と思います。
鳥の鳴き声や、環境音、自然音と調和するための作品は、近代〜現代の芸術音楽にたくさんありますが、それは自然を題材にしたりお手本にした「模倣」に過ぎません。

そういう意味では、ボカロやDTMのように人工的な作品ほどピアノアレンジとの親和性が高いといえるのかも?

ピアノで弾ける?アレンジが存在する名曲たち

次は、オリジナルはピアノ曲ではないけれどかっこいいアレンジが存在する、そんな名曲を紹介します。

Minor Swing マイナー・スウィング》Django Reinhardt & Stephane Grappelli – ジャンゴ・ラインハルトとステファン・グラッペリ

鮮やかで即興性の高い曲です。作曲したのは、ベルギーのギタリストであるジャンゴ・ラインハルト。

彼は、独自のリズムと狂おしい感情を呼び起こすメロディが特徴の「ジプシー・スウィング(ロマ音楽とスウィングをミックスしたジャズ系の音楽)」を確立した人物です。

ヴァイオリニストのステファン・グラッペリとの共演録音がもっとも有名です。

そして、こちらはおしゃれなムードをそのままうつし取ったピアノアレンジがあります。

演奏する時は、本家のノリと間合いを完コピする勢いでスウィングするとうまくいきます。

Hit The Road Jack (Original)旅立て、ジャック》 Ray Charles レイ・チャールズ

レイ・チャールズのオリジナルは音質があまりよくありませんが、軽やかなピアノの表現はよく聴こえます。

レイ・チャールズの半生を元にした映画「レイ」では、まさにこの曲が作られるシーンが登場します。
レイの身勝手な私生活に、彼の妻の怒りが爆発するシーンなのですが‥‥。

彼女の怒りっぷりに「ひらめいた!」とばかり大喜びするレイは、「その怒りを消すな」とピアノに向かい、浮気を繰り返す夫に怒りをぶつける妻の言葉をイメージした《Hit the Road Jack》を歌い始めて謝るそぶりも見せないという、なかなかなシーンです。

この曲がうまれた正しい経緯は知りませんが、長年残る作品(芸術家だけでなく研究者や建築家も)を創作するような人は、多かれ少なかれこういう一面をもっているのだと思います。

こちらの曲は、装飾的なピアノアレンジがあります。弾いているとストレス発散できるかも。

《Lose Yourself》ほか Eminem エミネム

ラップはピアノと相性がよくないように思われがちですが、エミネムはメロディラインが印象深いものが多くおすすめです。なかでも《Lose Yourself》や《Mockingbird》はオリジナルにもピアノが使われています。

番外編:《キラメキ☆MMMBOP》キラメキ・ンーバッブ ハンソン

明るい歌声、ポップなコード進行、まさに90年代世界的大ヒットど真ん中のこちら。

楽しそうなPVですよね。

ピアノのアレンジもあるにはあるはずなのですが、メタルのカバーver. が衝撃すぎたので共有します。

ピアノレッスンをしていると、どうしても「この曲のピアノカバーはどうかな?」ということばかり考えてしまいがちですが、こういうアレンジを聴くと新しい扉がひらきます。

オケが紡ぐ壮大な物語「交響曲-シンフォニー-」の魅力

交響曲とは、オーケストラが演奏する大きな楽曲です。第1〜第3(あるいは第4)楽章という複数の部分から成り立っていて、すべて演奏すると40〜60分くらいかかる作品も!

全部聴くのはたいへんかもしれませんが、有名どころ以外におすすめしたい曲を紹介します。

《交響曲 第7番 イ長調 作品92/第2楽章》 ベートーヴェン

映画「落下の王国」で使われています。この映画は、モノクロの現実部分に、主人公が語るおとぎ話のカラー部分が「入れ子状態」となってストーリーが進んでいくのですが、おとぎ話部分の映像がほんとうに美麗。

不思議な世界観と、夢のような映像にこの曲の浮遊感ある響きがぴったりなのです。

映画「落下の王国」あらすじ

主人公の男は映画のスタントマン。撮影中、事故にあって病院へ運ばれる。男の怪我はリハビリすれば復帰できる程度だが、同時に起こったある出来事によって、映画界への復帰は無理だと絶望してしまう。

男は自ら命を絶とうと決意するが、怪我をしているために必要な毒薬を盗み出すことができない。

動けない自分に代わり、骨折で入院している少女に毒薬を取ってこさせようと、彼女の気を惹くためあてずっぽうのおとぎ話を話し始めるが‥‥。

「お話の続きが聞きたかったら、薬品庫に忍び込んで薬を取っておいで」とそそのかす「千夜一夜物語(アラビアンナイト)」です。

アラビアンナイトは、お姫さまが毎夜生き延びるために語ります。

しかし、この映画では命を絶ちたいがために話をつむいでいくという違いがあります。

構想に数年を費やして映画化したという大作なので、機会があったらぜひご覧ください。

オケとピアノの競演「協奏曲-コンチェルト-」の魅力

バイオリン +オーケストラ、ピアノ+オーケストラのように、ソロの楽器とオケが一緒に演奏する作品を、「協奏曲」といいます。

タイトルは「オーボエ協奏曲」や「マリンバコンチェルト」のように記載します。

ソロの楽器とオーケストラ全体が、一人の指揮者のもとでひとつの楽曲を作り上げていく過程は、化学反応を見ているようで興味深いものです。

交響曲と同様に長い曲が多いですが、チャイコフスキーやグリーグといった有名なピアノコンチェルトはYouTubeにたくさん載っているので、今回は隠れた名曲を紹介したいと思います。

Two Piano Concerto 2つのピアノコンチェルト》 Poulenc プーランク

ここで貼っている3つの楽章は、すべて作曲家本人であるプーランクによる演奏です。

手の大きい方がプーランクですが、よくまぁあのゴツゴツと大きな手をあれだけオーバーに振り回していてきれいな音出せるな、と。ニコニコ動画ではミスタッチを冷酷に指摘するコメントが流れていましたが、音の粒は(録音の精度が今と違うことを考慮しても)とても美しいと思います。

演奏スタイルはざくざくとしていますが、紡ぎ出すのは繊細でウィットに富んだフレーズや和声‥‥というのがいかにも唯一無二の個性を重んじるフランス人といった感じです。

ちなみに、音楽の世界では、作曲した曲を本人が演奏することを「自作自演」といいます。

普段は事件現場でしか(?)聞かない言葉ですが、音楽の「自作自演」にネガティブな意味は一切ありませんのでご安心ください。

《マリンバコンチェルト No.1 第4楽章》Ney Rosauro ネイ・ロサウロ

N・ロサウロはブラジルの作曲家で、パーカッションを主役にした作品を多く書いています。

打楽器というと、力強く野生的なイメージを思い浮かべる人が多いかと思うのですが、ロサウロのマリンバは都会的な響きが強調されていて、違った魅力を発見できます。

「発想についていけない‥」驚愕のシチュエーションで演奏する音楽

「クラシックって結局はちょっと退屈なんじゃない?」と感じている人のために、「どうしてこういう曲作ろうと思ったの‥‥?」と心配になってしまうような驚きの曲を紹介します。

ネタバレすると、1,000人で演奏したり、ヘリに乗って演奏したりします。

4人で1台のピアノをお使いください《ギャロップ・マーチ》ラヴィニャック

Lavignac(ラヴィニャック)が作曲した《Gallop March ギャロップ・マーチ》は、1台のピアノを4人で演奏する楽曲です。

通常、連弾といえば2人で1台のピアノを演奏します。これは英語で「for 4 hans(4本の手のための)」書かれます。

対して、このマーチは「for 1 piano, 8 hands!!!!!!!!」。動画を見るときゅうくつではありながら、とても楽しそうに演奏されています。

私も実際に演奏したことがあるのですが、手がぶつからないようにハイ・スピードで弾くという「あうんの呼吸」が求められます。

練習中は「すみませんッ!(手をぶつけてしまう)」、「だいじょうぶですっ(ぶつかったはずみで手をひっかかれてしまう)」を連発していました。

これが音楽?!《Living Room Music 居間の音楽》John Cage ジョン・ケージ

なんとなく集まって、何をするでもなく一緒に過ごす。そのひと時を音楽にしてしまった人がいます。

ジョン・ケージによる《リビングルーム・ミュージック》は、小さなつぶやきや本や新聞紙を開く音、空き箱を叩く音などを音楽として組み合わせたもの。

とりあえず、見てもらった方が早いので動画を貼ります。

日本ver. だとこのような感じになるようです。

まずは1,000人そろえて。話はそれから‥ですって?《交響曲第8番》マーラー

グスタフ・マーラーによる《交響曲第8番》は、通称「Symphonie der Tausend(千人の交響曲)」といわれています。

この通称を用いたのは興行主で、マーラー本人はこう呼ばれるのを嫌っていたそうです。

初演時は1,000人以上の演奏者が集まったといわれており(実際には850人程度で演奏できる)、裏方はさぞたいへんだったことでしょう。

「まったくマーラー先生には困ったもんだよ〜。今度の初演、800人以上プロの演奏家そろえろっていうのよ?1,000人以上に声かけないとむりだわ〜もう千人交響曲だわ」とか(想像です)。

演奏時間は80分なので、ハイライトのみどうぞ。

次の本番はヘリから演奏です?《ヘリコプター弦楽四重奏曲》シュトックハウゼン

《ヘリコプター弦楽四重奏曲》を演奏するには、バイオリン2、ヴィオラ1、チェロ1、そしてヘリコプターが4台必要です。

4人の演奏者は、それぞれ1台ずつヘリコプターに搭乗し、そこから演奏をします。

各々の音と映像は、コンサートホールのスクリーンで中継され、観客はそれを聴くことができます。

が、演奏者は自分の奏でる音がまったく聞こえないそう‥‥。

何をすればこんな設定を思いつくのでしょう。

まとめ

今は、YouTubeやSpotifyなど無料で音楽を聴ける環境が整っていますが、たくさんありすぎて新しい曲やジャンルに出会いにくくなっています。

あまり広く知られているわけではない、でも名曲!という作品に焦点をあててみましたが、気に入った曲やアーティストが見つかったら嬉しいです。

好みが合うかも?と思ったら、こちらもブログもご覧ください。

自分も好きな曲のピアノカバーを弾けるようになりたい!と思ったらピアノレッスンも検討してみてくださいね。